「なげる〜んを使ったトレーニングが打撃動作に及ぼす影響」
川上 貢、渡邊 正和 (福岡大学スポーツ科学部)
4.分析方法 (動作分析)
動作分析範囲は、前足(踏込脚)の接地瞬間からインパクトを経てバット先端が投手方向に向くまでの主要局面とした。
分析身体部位は(1)右指先、(2)右手首、(3)右肘、(4)右肩、(5)左指先、(6)左手首、(7)左肘、(8)左肩、(9)右足先、(10)右足首、(11)右膝、(12)右腰、(13)左足先、(14)左足首、(15)左膝、(16)左腰、(17)頭頂、(18)頭頚中心、(19)両肩中点、(20)両腰中点とバット先端の計21点とし、ビデオ分析実空間座標は図のように、被検者セットアップ状態で正面方向をX(正)、後ろ方向をX(負)、投球方向をY(正)、逆方向をY(負)、上方向をZ(正)。下方向をZ(負)とした。
DLT法により求めた3次元位置座標は、200Hz でスプライン補間し、速度データは5 点移動加重によりスムージングした。
下図に実空間座標、測定部位を示す。